【安倍元首相銃撃】旧統一教会への恨みで安倍元首相に強い殺意か

安倍元総理大臣が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男が「母親が祖父の土地を勝手に売り払い宗教団体につぎ込んだ」と供述していることがわかりました。

逮捕された山上徹也容疑者は警察の取り調べに対し、母親がのめり込む宗教団体に恨みを抱くようになった経緯について詳細に話しているとみられます。

捜査関係者によりますと、山上容疑者は、母親が団体に多額の寄付をするなかで、「祖父の土地を勝手に売り払い団体につぎ込んだ」と話していることがわかりました。

事件があった現場では、13日午前5時頃から捜査員およそ50人態勢で検証が行われ、銃弾などの証拠品を捜索しました。

安倍元総理が襲撃された現場から100メートルほど離れた建物の壁から弾痕のようなものが3か所で見つかりました。

また、山上容疑者は事件の前日、 宗教団体の施設に向かって銃の試し撃ちをしていたと供述し、施設の建物からは、弾痕のようなものが見つかっていますが、近くの防犯カメラには発砲音のような音が記録されていました。

また、山上容疑者は、「母親が祖父の持っていた土地を勝手に売り払い宗教団体につぎ込んだ」と供述しているということです。

母親が入信する団体は旧統一教会だとわかっていて、登記簿によりますと、母親は入信したとみられる1998年に相続した奈良市内2か所の宅地を翌年6月までに売却。その後、破産しています。

山上容疑者は、「岸信介元総理が団体に関係があると思い、孫の安倍元総理も関係があると思った」とも話しているということですが、警察は、団体への恨みから安倍元総理に殺意を抱くようになったとみています。
(2022年7月13日放送「ストレイトニュース」より)

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