
2月17日、麻生太郎・自民党副総裁が率いる志公会の総会を、会長代理で派閥ナンバー2の佐藤勉衆院議員が欠席。近く派閥を退会する見通しと報じられたのだ。
この日の欠席が波紋を呼んだのは、佐藤氏が菅義偉前総理の派閥結成に加わる意向とも伝えられたためである。
政治部記者によれば、
「菅氏は先の総裁選で河野太郎氏を支持して一敗地にまみれ、いまは逼塞(ひっそく)の身。捲土重来を期していると目され、麻生派幹部が菅氏のもとに走ったとなれば政局の幕開けになる」
総務大臣や自民党の総務会長など順調にキャリアも重ねてきた佐藤氏。菅氏とは当選同期で、2020年の総裁選でも麻生派を菅支持でまとめ、菅政権の誕生に貢献したという。
佐藤氏のコンプレックスは茂木幹事長?
ところが、佐藤氏の退会について同派中堅議員は、
「菅氏の再起というより、自らの復権が目的ですよ」
と突き放し、こう続ける。
「彼の一番のコンプレックスは茂木敏充幹事長の存在なんです。佐藤氏は菅政権で党三役の総務会長に引き上げられ、自身“ゆくゆくは幹事長”との思いを温めてきた。なのに菅政権は短命に終わり、岸田政権では同じ栃木県連所属のライバル・茂木氏が幹事長に。しかもそれを後押ししたのが麻生氏ときては、彼が嫉妬するのも無理はない。いわば親分へのあてつけめいた出奔で、どこまで菅氏に重用されるか怪しいですよ」
あくまで冷淡な麻生派の面々。だが、その足元ではさらに厄介な難題、麻生氏の“後継者問題”も。
麻生派閥も麻生太郎さんの存在感で成り立っている感じですが引退もささやかれていてその後継者には長男ではなく長女にするのではないかともいわれているようです。
自民党の中では二階さんの次に高齢議員となっていて後継者を誰にするかということで長男が最有力となっていましたが家業を継いで実業家になって地元では長女を推す声が強いようです。
長女の彩子さんは東京大学を卒業していて2014年にはフランス人と結婚され現在はフランスにいて子供もいるから難しそうですがどうなりますかね。
世襲議員というのが風当たりが強くなってきているので長男よりかは長女の方がその風当たりも弱まるだろうということで長女には打診しているようですがフランスから帰国して子育てしながら政治家というのも大変そうですね。
まぁ引退は近づいてきているので麻生派閥の議員は派閥を抜ける動きが見えだしてきたようです。実はその裏には菅前首相が派閥設立するのではないかと言われているようです。
ここに麻生派閥から離脱した佐藤勉氏が入る予定のようです。まぁ岸田首相の下でのけ者にされている人たちが結束して強い派閥を作ろうと動いているようです。
菅首相を最初に指示したのは二階幹事長でしたよね。その二階派閥も二階さんが引退すれば武田良太議員が二階派を継ぐともいわれていましたがまだ時間もかかりそうだし二階派閥そのまま菅前首相の新しい派閥に合流させる考えのようです。
菅首相と言えば石破茂さんや小泉進次郎さんからも支持されたことがありましたが3月2日には石破茂さんの勉強会に菅グループの議員も多数集まったようです。
新しい菅派閥には70人前後が集うのではないかとみられているようです。麻生派閥も岸田派閥と合流するとみられているから安倍派と岸田派と菅派の3つの大きな派閥に分かれるかもしれないということです。
まぁそこで53人の茂木派がどう動くかですね。現在は岸田派閥で幹事長を任されていますが派閥有力OBで参議院のドンと呼ばれた青木氏は茂木幹事長を嫌っているようです。
いろいろと政界も動きがあるかもしれませんね。ただ麻生太郎さんには最後の仕事として秋篠宮家の会計監査など元財務大臣としてその辺に影響力があるだろうし仕掛けてもらいたいですね。
個人的には麻生太郎さんの長女の方が女性天皇とかそういう議論にも加わってくれるかなと思うので長女の方がいいですがまぁなかなかフランスから帰ってきて政治家っていうのもあまり考えられないですがどうなりますかね。