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韓国が借金を雪だるま式に増やしていることはご紹介してきたとおりです。これは、政府・企業・家計ともにそうで、負債の金額をまとめると以下のようになります。
政府:849兆ウォン(77兆2,590億円)※1
企業:929兆2,000億ウォン(84兆5,572億円)
家計:915兆7,000億ウォン(83兆3,287億円)
小計:2,693兆3,900億ウォン(245兆1,449億円)
上記の政府の負債額「約849兆ウォン」には第三次補正予算の分も入っていますが、この補正予算の財源は借金です。
あまりに政府の負債が急激に増加しているため、韓国メディアでは「国家の信用格付けが下がるのではないか」という懸念の報道が出ています。
韓国のメディアには「信用格付け」の話が多く登場します。国債・社債・CPなど借金をするときに影響があるからです。
今回は、例えば『朝鮮日報』の2021年12月29日付けの記事などはその代表格です。
一部を引用します。
世界3大格付け会社の一つであるフィッチ(Fitch Ratings Limited)が「韓国の国家債務の増加率を注視している」とし「韓国政府が財政健全性を守るという約束ができないのであれば格下げリスクとして作用するだろう」と警告した。