韓国大激怒 ! ソウル市 「慰安婦」像3体を撒去… 恐るべき内容が発生!!!

もはや訳が分からない。慰安婦像の前で伝統的に集会を開いてきた慰安婦団体と、それに対抗する保守指向団体の対立が深まっている。例のユン某の後援金疑惑が生じて以降、慰安婦団体は詐欺師だと思うようになったらしい。韓国人同士で争う分には勝手にやってればいい。
「太陽が昇る日がくるだろう」
2日正午、「平和の少女像」から30メートル離れたサマセットパレス前の歩道では金福童(キム・ボクトン)さんの歌声が鳴り響いた。日本軍性的奴隷制問題解決に向けた定期水曜集会は旧正月連休最終日のこの日も開かれた。「慰安婦は詐欺」と主張する保守指向団体の「応戦」集会も平和の少女像前でともに進められた。
2020年から水曜集会側と保守指向団体側は平和の少女像前の集会場所をめぐり対立を生じさせている。
この日正義記憶連帯は金福童さんら慰安婦被害者が生前に歌った映像を公開した。正義記憶連帯のイ・ナヨン理事長は「旧正月連休がまだ終わっていないきょう、懐かしい故郷と家族の懐を根こそぎ奪われた人々を考える」と話した。
保守指向団体「自由連帯」側も少女像前の歩道で集会を開いた。自由連帯は尹美香(ユン・ミヒャン)議員の正義連後援金疑惑が起きてから少女像前で集会を開くとして申告を継続している。23日からは少女像近くの多くの場所で集会を開くと警察に申告したという。
この日の集会では自由連帯側のある男性と反日行動側の男性がそれぞれ移動する過程で互いに罵り合い小突いたりするなど突発状況も発生した。現場警察は彼らを引き離し、「新年初日なのだからこらえなさい」と止めた。ある参加者は韓服姿で集会に出て「慰安婦は詐欺、反日は精神病」と声を上げた。
今年の1月5日、ソウルにある日本大使館前ではある集会が30周年を迎えて、記念集会が開かれていた。
「ある集会」とは正義連によって毎週水曜日に行われている「水曜集会」のことである。この「水曜集会」は1992年1月8日に正義連の前身である挺対協によって始まったものである。
 正義連といえば、長期にわたり代表に君臨してきた尹美香氏の存在が大きいものの、一昨年、国会議員への当選を果たすと同時に内部告発などで数々の疑惑が取り沙汰されてきた。
 この一件を機に国民の心象は一気に悪化したものの、結局は根本的な疑惑の解明などはされておらず、代表を替えただけで集会も続けられている。
 しかも、集会は正義連と対立する保守系団体までが行うようになり、さらに事態をおかしく、複雑化させている。
30周年を記念する正義連の「水曜集会」の近くで行われたもう一つの集会とはなにか。
 正義連の不正発覚以降は、正義連を糾弾しようとする保守系団体なども集団活動を行うようになり、現在、正義連と対峙しているのは「自由連帯」という保守系市民団体である。
 自由連帯の主張は、正義連によるこれまでの数々の疑惑や不正が発覚しながらも、それらが解明された試しはなく国民を裏切り続けているとして正義連の解体などを主張するものだ。
 いずれにしても、日本大使館にとっては鼻先で騒ぎを起こされる事態となっているわけだ。
 文在寅政権下では史上最悪とまで言われるほどに日韓関係が冷え込んだことに加えて、慰安婦問題をめぐる問題も2015年に朴槿恵政権下で日本と基本合意を交わした「日韓合意」が根底から覆され、日本側にに大きな失望を与えたことは言うまでもない。
 文在寅政権下では常に「日本の責任」を強調し、不買運動などをはじめとする反日政策を正当化してきた。これに加えて、特に左派系の市民団体が幅を効かせるようになり、正義連の存在感もまたひときわ増していた。
そんな「水曜集会の顔」とも言うべく尹美香氏とともに正義連の活動を行って来た李容洙(イ・ヨンジュ)氏が、疑惑を糾弾して「水曜集会からは手を引く」と突然告発したのは2020年5月のことであった。
 尹美香氏はその前月に国会議員選挙で与党の「共に民主党」より立候補し、比例代表で初当選を果たした。
 議員に就任して間もなくの李容洙氏からの告発に加えて、寄付金や補助金の不透明な会計や娘の留学資金やマンションの購入など私的流用の疑惑のほか、正義連を実質上私物化していたことなどが明るみになり、尹美香氏は「慰安婦問題を利用した詐欺だ」「尹美香は議員辞職すべきだ」などと国民から集中砲火を浴びた。
 当の尹美香氏は一貫して疑惑を全面的に否定、議員辞職もしないことを強調し、裁判では一部の疑惑については在宅起訴、娘の留学資金などの私的流用については不起訴となっている。
 そんな尹美香氏は「共に民主党」から除名処分の後、無所属として現在も議員の座に就いている。韓国では比例代表で当選した議員が自ら離党した場合は議員の職を失うことになるため、与党としても鳴り物入りで擁立させた尹美香氏の失職は避けたいところであり、除名処分を下したものと思われる。
 尹美香氏に対する嫌悪は保守派や若者を中心に根強くあるのも確かであるが、一方で「喉元過ぎれば……」ではないが、世間全体の関心は薄れてしまっているのもまた事実である。
 そして、「尹美香氏とは関係ない」ということを強調しながらも結局、正義連はトップを替えただけで集会を継続させていること、尹美香氏を激しく非難して正義連との決別を宣言しながら30周年の記念集会にメッセージを寄せている李容洙氏に対しても、告発は単なるパフォーマンスであったのではないかという声が上がっているという現実もあるのだ。
そもそも、在外公館の鼻先で長きにわたってこのような集会が行われていることをどう考えればいいのだろうか。韓国政府はそれを見過ごしている。
 左派系市民団体に学生メンバーとして属している学生達(2019年の釜山の日本総領事館の侵入事件やユニクロ店舗前での1人デモといった活動もこうした左派系市民団体に属する学生によるものである)の日本大使館前の少女像での座り込みに関していえば、過去には文在寅大統領本人や与党議員が激励に訪れ、警察に対して学生メンバー達の手厚い保護を行うよう要請したこともあった。
 前述の正義連と自由連帯と2つの団体が対立して集会場所をめぐって場所取り合戦を展開している現状は、ある意味、現在の韓国社会を象徴しているかのような出来事なのだろう。
ターゲットを定めて集会を行い、世論を動かすこともいいかもしれないが、そろそろそうではないやり方を学んでもいいのではないだろうか。
 特に文在寅政権下において日韓関係の悪化の一途をたどったことを考えると、それが今後さらに根付いてしまうことへの危機感は高まっている。
国家人権委員会は先月17日、「この30年間毎週同じ場所と時間に行われていた水曜集会が続けられないならば水曜集会の目的と歴史性を喪失し回復しがたい被害が発生する」として緊急救済措置を勧告した。この日の水曜集会は人権委の緊急救済措置勧告後に開かれた3回目の集会だ。
警察側は人権委の勧告後に投入警察力を3個機動隊から4個に増員し、集会場所にフェンスを追加設置するなどの措置を取った。しかし自由連帯側がフェンスを取り囲み大声で水曜集会を妨害する姿は相変わらずだった。
正義連のイ・ナヨン理事長は「歴史的真実を知らせてきた30年余りの歳月が極右歴史否定論者らによっておとしめられ攻撃を受ける現実は残念だ。ただ特定の場所をフェンスで保護してほしいという要請ではなく、水曜集会の精神と価値、歴史的真実を守ろうと思う」と話した。保守指向団体側のソウル落星台研究所のイ・ウヨン博士は「憲法が保護し法律的問題がない集会に介入する人権委の勧告は『おせっかい』」と主張した。

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