
Post Views:
103
スマホなどの分野では、もはや日本を追い越したと自信を持つ一方、それがごく一部の分野にとどまっていることに不満たらたらなK国人。いったいその背景には何があるのでしょうか?
みなさんは、K国が日本人の定年退職した技術者を引き抜いて、自国で技術を吐き出させているというニュースを聞いたことはありますか?中国も同様のことをしていますが、それには理由があるのだといいます。定年を迎えて行き場所のない日本人技術者たちは、高い給与にひかれてK国を目指す人もいるのだとか。もちろん、その背景にはK国が日本の技術を欲しがっているというのはあるでしょう。
しかし、そもそもK国においては同じ技術力であれば、K国人でも日本国内より高い給料がもらえるという事情があります。そう、実力さえあれば、K国の技術者は日本以上の高い報酬と待遇が得られるのです。
第一の理由は、技術力向上に力を入れるというK国政府の宣言。これは一応ウソではなく、例えば研究力が認められた若者は、政府が認定した研究機関で一定の期間働くことを条件に、徴兵が免除されるという特典もあるそうです。兵役の免除。K国の新聞をよく賑わすニュースですね。財閥系の子供が健康診断書を偽造して兵役逃れをしたり、トップスターが兵役逃れで謝罪したりと毎度大騒ぎです。
あの世界的ヒットソング『江南スタイル』で有名な『PSY』も、健康問題を理由に兵役に行っていません。実は彼の実家は大きな電子機器メーカーの創業オーナー一族ということですから、親族の力添えがあったのでしょうね。しかし、一般人にはそんな抜け道は許されません。誰もが行きたくない兵役だからこそ、ズルをして逃げる人を許せないのは当然ですね。
一般のK国人が兵役を逃れようとすると、そのハードルはとても高いといいます。例えばオリンピックでメダルを取る。あるいは音楽や絵画などの芸術分野で、権威ある国際コンクールで優勝する。そうしたことを達成すれば、国家に貢献したとして兵役が免除となるそうです。実質的には、ほぼ不可能と言っていいでしょう。
しかし、そんな中で、「これならまだ頑張れば出来るかも?」という条件があります。それが、研究者、技術者として国家に認定されるというものです。日本人からするとそれにどのくらい効果があるのか疑問ですが、K国ではかなりの人間のモチベーションの向上に役立っているといいます。
その他に、1997年の通貨危機でK国が国際通貨基金、いわゆる『IMF』の管理下になった時の改革の影響も大きいようです。それまでのK国の経済界は、同族経営が多く、コネや利権が物を言う世界だったといいます。K国に入ったIMFはそれを許さず、その結果、K国社会の構造に大転換が起きたのです。